柴犬

こんにちは。
柴犬大好きな看護師の岡本です。
そんな私が今回、柴犬について少し書こうかなと思います。

日本古来の犬種であり、日本犬の中でもっとも小柄な犬種が柴犬です。
性格は我慢強い・忠実・人見知りと言われています。
洋犬に比べて控えめな性格で内向的とも言われます。
ただ、洋犬にはない忠実さや飼い主への一途な愛情は日本犬ならではです。

柴犬はほんの30年前までは、庭先で暮らす番犬でした。
小柄な体形は野山で野生動物と対峙する狩猟には不向きです。
その代わり、庭先で番をして他人や他動物の気配を感じたときは大声で鳴き、
家族に知らせるという役目を忠実に全うできます。
この特性は、現在の柴犬にも受け継がれています。

家族には甘えますが、家族以外、他犬には明確に一線を画します。                                                                              トリミングや動物病院の利用時は、
悲鳴に近い鳴き声で拒絶をアピールすることもあります。
服従心・保守性・防衛心もあり、利口で行動的でもあります。
テリトリーをむやみに侵す他人や他犬には厳しい態度を見せることもあります。
頑固で警戒心も強いため、なかなか懐かないこともありますが、
一度心を許したら甘えてくれるので信頼関係を結べるといいですね!

今回はここまでです。
どうでしたか?
これを機に皆さんで柴犬を愛でていきましょう。

看護師 岡本

 

誤飲について

こんにちは。動物看護師の角谷です。
今回は誤飲について少しお話ししようと思います。

誤飲とは
誤飲とは、犬や猫が中毒性のあるもの(ネギ、チョコレートなど)や食べ物以外のものを誤って飲み込んでしまうことです。
中毒の症状としては食べたものによりますが、下痢嘔吐などの消化器症状から急性腎不全・痙攣発作など、緊急の症状を示すものがあります。
また、おもちゃなどを飲み込んでしまった場合は、消化管に詰まってしまうことで何度も吐き戻しが見られることがあります。
 
原因は?
犬は好奇心旺盛で興味の惹かれるものを見つけると匂いを嗅いだり口の中に入れて確認する習性があります。
その際に飼い主様が焦って取り上げようとすると「大切なものを取られまい」とそのまま飲み込んでしまうこともあります。
猫は犬と比べ、口に入れるものを選ぶ傾向があるので誤食は比較的少ないですが、おもちゃで遊んでいて誤って飲み込んでしまったり、ウェットタイプのフードを包装ごと食べてしまったりすることがあります。
また、猫に見られる特徴的な異物として、ひも状異物があります。
ひも状異物は他の異物に比べ危険性が高くなる傾向があるので注意が必要です。

 
動物病院での治療
治療法については誤飲してからの時間や症状によって選択されます。


催吐処置
吐き気を催すお薬を注射することで胃の中にある異物を吐き出させる方法です。しかし、猫や病院で緊張しやすい犬はなかなか嘔吐してくれない場合もあります。


内視鏡
胃カメラを使用し、食道や胃の中の異物を取り出してくる方法です。催吐処置で嘔吐しなかった場合や、針などの吐かせると消化管を傷つける可能性がある危険な異物の場合に選択される治療法です。

消化管切開手術

開腹後に、消化管を切開して異物を取り出す方法です。内視鏡で取り出せない異物やひも状異物など、消化管に絡まって内視鏡で取り出すのが危険な場合に選択される治療法です。
 
誤飲の予防法
誤飲に対する一番の対策は、普段から誤飲の起きないような飼育環境を整えることです。
動物が食べそうなものは片づけてしまい、おもちゃなどもほつれにくいものや飲み込めない大きさのものを選びましょう。
小さなおもちゃや紐のついたものは出しっぱなしにはせず、遊び終わったら手の届かないところにしっかり片づけてください。
またストレスなどでも、異物を舐めたり噛んだりする動物もいます。
飼育環境を見直してストレスが溜まっていないか確認してあげることも大切です。
犬の場合はお散歩の時間が少なかったり、猫の場合は逆に構いすぎることもストレスを抱えてしまうので注意が必要です。
 
まとめ
誤飲の対策はとにかく飲み込みそうものを片づけることですが、やはりちょっと目を離したすきに噛んだり舐めたりといったこともあります。
しかし、異物による中毒症状や消化管の閉塞は最悪の場合、命を落とす危険性もあります。
もしも犬や猫が誤飲してしまった場合は、急いで病院を受診してください。
その際、獣医師に「どんなものを」「いつ」「どのくらい飲み込んだのか」を伝えるようにしましょう。
もし「はっきり分からないが、何かを飲み込んだかもしれない」という場合も、早めに病院を受診することで安心につながるので、遠慮なくご連絡していただければと思います。

ご飯のあげ方の工夫

こんにちは。看護師の深美です。

少しづつ秋の気配が近づいてきた今日この頃ですが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか。

私自身、夏の暑さに何度も心が折れそうになりましたが、今年は夏らしい事もいくつかでき、乗り越える事が出来ました😌

今日は、飼い主さんにも質問していただく事が多い「ご飯の食べが悪い時の工夫」に関して お話していこうと思います。

元々、食が細かったりすぐにご飯に飽きてしまったりするなど、ご飯関係で悩む方も多いと 思いますがその際に、お家でも出来る工夫を2つご紹介します。

 

①ご飯をふやかしてみる

お湯でふやかしてあげても良いですし、耐熱の容器にご飯を入れ、ご飯が少し浸るくらいまで水を入れて電子レンジで温めても大丈夫です!

⚠︎ふやかした後は、少し冷まして温度を確かめてからあげるようにしてください。

ふやかすとスプーンなどで潰して少しフードの形が残るくらいにしたり

すごく細かめに潰したりとその子の好みに合わせて調整する事が出来ます。

温めることでより匂いが立つのも良いところです 💡 

 

②少しだけ口に入れてあげる

おやつなどは食べていて、お腹は空いているはずなのにご飯は食べてくれない時には

1粒でも良いので鼻先に近づけて匂いを嗅がせたり

口の中に入れてあげると、それがきっかけで食べ始めてくれる子もいます。

フードがどうしても難しい場合には、ペースト状のものを鼻先に少しつけてみたり

舌につけてみたりすると自然にペロッと舐めて食べてくれるので、オススメです。

口周りが触れなかったりする子もいると思うので、無理のない範囲で試してみてください:)

以上2点のご紹介でしたが

ご飯を食べない理由の中にも、単にご飯が嫌なだけなのか、体の不調があるのかなど

考えられる原因はたくさんあります。

普段からご飯をどれだけ食べているかや、食べている時の様子などはよく見ておいてあげてください。

いつもと様子が違う際には、お早めに病院までお越しいただくようお願い致します。

はじめまして!

はじめまして!
獣医師の小田です。
 
前職は牛の獣医として、北海道のオホーツクという地域で約4年間働いていました。
真冬になると日中でも最高気温-10℃を下回る日が多々あり、往診中は薬が凍ったり鼻水が凍ったり過酷でした。
そんな極寒の中、牛を治療していましたが、ウィンタースポーツに勤しんだり、流氷を見たりと北海道を満喫しておりました!
 
ところで皆さん、牛って胃が何個あるかご存知ですか?
正解は…4つです!なぜ4つもあるのでしょうか?
その理由は牛の主食は牧草だからです。牧草はそのほとんどがセルロースという不溶性食物繊維でできています。私たち人間と違い牛は、このセルロースを体内で分解する仕組みを持っています。それが牛の巨大な4つの胃です。牛は牧草や飼料を食べると、いちばん大きな第一胃に食べ物を送り、その後もう一度口に戻してすり潰します。この行為が「反すう(反芻)」で、牛がつねに口をモグモグさせているのはこのためです。反すうは1日に6~10時間かけて行い、牧草などを消化して小腸で吸収できるように準備します。
第一胃には数百種類の微生物がいて、食べたものを発酵させます。そこから様々な栄養や菌体タンパク質を接種します。第二胃や第三胃でかき混ぜて砕いて、第四胃で消化液の働きにより消化します。牛は、一日の多くの時間を牧草などを食べて反すうを繰り返すことに費やしています。
そんな牛は1日に乾燥した牧草を約15キロも食べて、私たちが飲んでいる牛乳を作ってくれています。牧草が牛乳のもとになってるって少し不思議な気がしませんか?
 
普段何気なく飲んでる牛乳ですが、こういう背景を知ると面白いですよね^ ^
 
診療でお越しの際は、飼われているペットさんの事はもちろん牛や北海道の事など気軽に色々と聞いてください!
 
獣医師 小田

きどスタッフ

こんにちは。 少しずつ過ごしやすい気候になってきましたね!

さて今回はきどのスタッフ、猫のトオルくんを紹介をさせていただきます。 院長の次に勤務歴の長いベテランスタッフです。

推定21歳の男の子です。

そんなトオルくんは新人スタッフに動物の持ち方を教えてくれたり、写真のモデルをしたりといつもたくさんのお仕事をこなしてくれています。

パピー教室に参加して子犬さんたちの成長を見届けていてくれたりもします。

そんなトオルくんの楽しみはちゅーるを食べる時とお尻をトントンしてもらう時です。 当院でトオルくんを見かけた際はぜひやってあげてくださいね。

休憩時間などにスタッフたちもよく癒されています 。

以上スタッフ紹介でした。

看護師 上田

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