ラッコさんについてご紹介
2024年10月21日 その他
ラッコの毛皮は高価で断熱性があることから、
1989年にアラスカ沖で発生したタンカー事故による石油の流出
環境の変化により、
ラッコは非常に繊細な動物のため、飼育下での繁殖が難しくなっています。
一方でラッコを保護するために、
イエロードッグプロジェクトって?
2024年8月10日 その他
こんにちは 🙂
看護師の深美です。
外に出るのも躊躇するくらいの暑い日が続き
私たち人間も動物もみんなにとって辛い暑さですね。
暑さに負けないようしっかり水分を取って、涼んで一緒に乗り切りましょう🍉
そんな今日は、私も2年ほど前に知ったスウェーデン発のあるプロジェクトについてお話したいと思います。
そのプロジェクトは
イエロードッグプロジェクトと呼ばれています。
突然ですが、
街中で黄色いリボンや黄色い背景に文字が書いてあるものをリードにつけている子を見かけたことはありませんか?
この目印は可愛らしさやオシャレを目的で着けているわけではなく、ある理由があって身に着けているものなんです🐶
では、どんな子達が着けているんでしょうか?
①人や他の動物さんとの接触が苦手・パニックになってしまう
人や他のわんちゃんなどに対して極度の恐怖心を示す(震え、パニックになってしまうなど)
それとは反対に噛み付いてしまったり吠えることが自分で抑制しきれなかったりする子たちがいます。
②トレーニング中
人と一緒に色んなお仕事をしてくれている子達がいます。(盲導犬や介助犬など)
そんな子達のトレーニング中であればじっと見たり近付いてしまうだけで集中が切れてしまって、トレーニングが継続出来なくなってしまいます。
③病気や怪我の療養中・手術後や怪我の治療中はストレスが溜まっていたり
気持ちが不安定な状況です。
よりストレスをかけないように気遣ってあげましょう 😥
④社会へ慣れるための練習中
何らかの理由で心に傷を負ってしまい
色んな環境に対しての社会化が不十分なまま成長してしまった子は、人と共存する社会に慣れるための練習が必要です。
このように理由があって
いまはそっとしておいてほしい
近付かないで〜というサインをわんちゃんたちの言葉の代わりとして
示してくれるのが黄色いリボンなんです。
このブログを書きながら
ふと思い出してみると、昔近所を介助犬・盲導犬のトレーニングをしている子がいたとき
動物好きだった私は子供ながらに触れ合いたくてウズウズしていました。
ただ、その子たちのハーネス部分には「トレーニング中!近づかないで🐾」という文字が書かれていて、お仕事の練習をしている事を教えてもらい
それ以降どんな子でも触れ合いに駆け寄っていくのではなく、触れてもいいか確認する事や適切な距離を取ることの大切さを知ることが出来ました✊
何も知らないまま
じっと見つめたり、近付いたり・触れようとしたりしてしまうと
その子たちにとって大きなストレスや恐怖心を与えてしまう可能性があります。
そんな事がないように
少しでも多くの人にこのプロジェクトを知ってもらう+広めていく事が大事だなと感じました。
最後にイエロードッグプロジェクトの動画を
シェアさせていただきますので
ぜひ、皆さんの周りの方にも見せてあげてください🌳
深美
🌸さくら猫🌸
2024年6月29日 その他
こんにちは!看護師の白石です🐱
梅雨の時期になりジメジメとした日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
最近窓を開けて過ごすことが多くなり、お外から野良猫さんの鳴き声がよく聞こえてきます。外を歩いていると野良猫の親子をみかけました👀
さて、皆さんは「TNR活動」という言葉はご存知でしょうか?
「TNR活動」とは、
T:trap(猫を捕まえる)
N:neuter(不妊手術を行う)
R:return(元の場所に戻す)
という英単語の頭文字をとったもので、
野良猫がこれ以上増え続けないように地域でお世話をする活動のことを言います。
この活動では不妊手術をした猫ちゃんの印として、
女の子は左耳の先、男の子は右耳の先をV字にカットします。
桜の花びらのような形に見えることから「さくら猫」と呼ばれることもあります。
男の子
女の子
TNR活動はなぜ必要なの❓
ねこちゃんは非常に繁殖能力が高く
1年に何度も妊娠・出産を繰り返します。
そうなると、どんどん野良猫が増えていき、人間とのトラブルに繋がる恐れがあります。
最悪の場合殺処分の対象になってしまうこともあります。
これ以上不幸な猫ちゃんを増やさないための活動なのです。
私たちに出来ること✍🏻
“適切な給餌”
「地域猫」は野良猫であることは変わりありませんが「地域」で飼育・管理されている猫ちゃんのことをいいます。ボランティアの方々が必要なお世話や特定の場所で給餌を行っています。
そのため、むやみやたらにご飯をあげたり、ご飯を放置すると食べ物を探してゴミ箱を荒らしたり、異臭などのご近所トラブルに発展することがあります。なので地域猫を見かけてもご飯はあげずそっと見守ってあげましょう。
“避妊・去勢”
先程もお話した通り猫ちゃんは繁殖能力が高く1度の妊娠で多くの仔猫を産みます。
もしお家の子が脱走して子供を作って帰ってきたら・・・
そのようなことを防ぐために、お家で猫ちゃんを飼育されている方には不妊手術をすすめています。
“保護猫活動・譲渡会について知る”
地域猫の中でも人馴れしている子やまだ産まれて間もない仔猫は新しい飼い主さんを探すため譲渡会を実施している地域もあります。
新しく猫ちゃんを迎え入れたいと思っている方は里親として猫ちゃんを飼育する選択肢もあるということを知って頂けると幸いです🍀
このように家族のいない猫ちゃんは地域で愛されて生活している子も沢山います。
少しでもこの活動について知り野良猫ちゃん達とも優しく接してあげてください☺️
看護師 白石
我が子の足裏大丈夫❔
2024年5月20日 その他
みなさん、こんにちは。
看護師の阪口です。
今日は、ウサギ・モルモットなどの小動物がなりやすい
「ソアホック」についてお話ししたいと思います!
聞いたことあるかもしれませんが
ソアホックとは「足底皮膚炎」のことです。
ソア=痛む ホック=かかと という意味で足裏に炎症が起きることを指します。
後ろ足にみられることが多いですが、稀に前足にもみられることがあります。
すぐに命に関わるものではありませんが、
痛みが悪化すると二次的な病気を引き起こすこともあるので、要注意です!
では、どんな症状がみられるでしょうか❔
①足の裏の毛が薄くなる
②皮膚に赤みが出てくる
③赤みが悪化し、炎症で腫れてくる
④潰瘍になる
悪化すると骨まで到達し、痛みから歩けなくなったり
食欲不振などもみられます。
原因としては
・固い床材を使用している
・糞尿により常に床が不衛生で湿気がある
・肥満による足裏への負担
・スタンピングをよくする
・狭いケージで飼育している
・爪が伸びすぎている など、様々です。
もし症状が出てしまったときは、抗生剤を服用したり、包帯で傷口を保護したりします。
症状にもよりますが、重度だと治りが悪いこともあるので
定期的に足裏チェックをして、早期発見に努めましょう!
対策としては、
床材に柔らかいマットを敷いてあげたり、衛生的な環境を心掛けること!
ケージで飼っている場合は、定期的に出してあげましょう。
狭いケージでずっと飼っていると、行動範囲が制限され十分に運動ができず足に負担がかかってしまいます。
少しの工夫で予防ができるので、ぜひお試し下さい♪
もし症状がみられた場合はお気軽にご相談ください。
お待ちしております 😮
看護師 阪口
緑内障について
2024年4月1日 その他
こんにちは!
看護師の松本です。
少しずつ暖かくなってきて春の兆しを感じる今日この頃です。
前々回の投稿で、実家で飼っている柴犬のさくらについてご紹介させていただきましたが
実は2023年8月に緑内障の手術を受け、右眼の眼球を摘出しました。
みなさんに少しでも目の病気について知っていただきたいと思ったので、
今回は【緑内障】についてお話しします。
緑内障とは、目の中の水(眼房水)が溜まり、目の中の圧力(眼圧)が
上昇することによって、目の痛みや視覚障害を引き起こす病気です。
眼房水は本来、眼の中を循環することで一定に保たれていますが、
目の中の水が外へ出ていく出口の部分(隅角)が何らかの影響で
詰まってしまうことにより、水が溜まって眼圧が上昇します。
犬の場合の緑内障は急激に眼圧が上昇し、数日で失明に至ることが少なくありません。
そのため、数日前から目がおかしいと思い、病院に行った時には、
すでに失明していた…なんていうことも多々あります。
さくらも数日前から目を開けにくそうにしていましたが、病院で診てもらった時には
ほぼ視力が残っていないと診断されました…
ではそんな緑内障に少しでも早く気づくにはどうしたらよいのでしょうか。
症状としては
・目が張っていて大きく見える
・元気がない
・目が白っぽく濁る
・食欲がない
・痛そうに目をしょぼつかせている、目が開いていない
・散瞳(瞳孔が開く)
などが挙げられますが、これら以外にも気になることがあった場合は
すぐに病院を受診することをお勧めします。
緑内障の治療としては視覚の回復、眼圧を下げることを目的として行います。
まだ視力が残っていると判断された場合は、点眼薬による治療で眼圧を下げます。
それでも眼圧が下がらない場合は高浸透圧利尿剤の点滴による治療を行うこともあります。
視力が残っていないと判断された場合は、手術を提案されることがほとんどです。
しかし緑内障は進行性で完治が難しいことが多く、
生涯つきあっていく必要がある疾患です。
今回は緑内障についてお話させていただきました。
大切な愛犬の視力守りたいですよね。しかし緑内障には根本的な予防策はありません。
緑内障は早期発見が命…毎日の生活の中で少しでもおかしいと感じた際は、
迷わず病院を受診してください。
本日は最後までご覧いただきありがとうございました。
看護師 松本