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ホッキョクグマさんについてご紹介

こんにちは!
柴犬大好き看護師の岡本彗です。
急に気温が下がり寒くなってきて秋はどこへ行ってしまったのかと悲しくなっております。
寒暖差に気を付けて体調崩さないようにしてくださいね。

さて、今回のブログですが、ホッキョクグマについてお話しようと思います。
理由としては、私は愛媛の大学に行っていて、愛媛の「とべ動物園」には銀行の通帳に用いられるぐらい有名なホッキョクグマのピースちゃんが暮らしており、ぜひ皆さんにも会いに行ってほしいなと思ったからです。

みなさんはホッキョクグマを知っていますか?
ホッキョクグマは地上最大の肉食動物になります。
名前のとおり北極圏で生活しています。
現在は約26,000頭いると言われています。ホッキョクグマは一時、狩猟などにより絶滅が心配されましたが、その後、国際的な保護活動により、危機を脱しました。しかし、現在は新たに、地球温暖化や北極圏の環境悪化などの影響を受け、個体数が減っていると見られています。

ホッキョクグマは陸生の動物ですが、実際には生涯のほとんどを氷で覆われた海の上で過ごします。泳ぎが得意で、何時間も氷の間を縫って泳ぐこともできます。
氷上で休息する獲物をみつけると、そっと海へ潜ります。そして、氷の縁などから獲物に近づいて相手を仕留めるのが得意な方法です。ホッキョクグマのパンチは強力で、一撃でアザラシを気絶させることが出来るんです。人が食らったらと思うと怖いですよね💦

ホッキョクグマは足が遅いと思われがちですが、陸上では時速40㎞で走ります。また得意な泳ぎは、60㎞以上の距離を泳ぐことができます!!

ホッキョクグマはシロクマと呼ばれたりしますが、実は体毛は白くないって知っていますか!?
ホッキョクグマの体毛は実は透明なんです。内部が空洞になっているため、光が散乱することによって白く輝いて見えるのです。また、空洞になっている体毛は保温効果もあるので、体温を保つのにも役立っています。
動物園などで黄色く見えるのは、体毛の空洞に汚れが入り込んで変色してしまっているからなのです。

そんなホッキョクグマの赤ちゃんとして1999年12月2日にとべ動物園で誕生したのがピースちゃんです。

国内でのホッキョクグマの出生は、それまでに122頭報告されていましたが、半年以上育ったのはわずかに16頭と極めて生存率が低く、また、人工哺育の成功例は全くありませんでした。成功例がなく、大変な飼育を乗り越えて今現在も元気に過ごしています。
びっくりなことに、今年で私と同じ25歳になります。
動物園で飼育されているホッキョクグマの平均寿命は25~30歳みたいなので、今回得たホッキョクグマの知識を持ってぜひ愛媛まで会いに行ってみてください。

看護師 岡本彗

ラッコさんについてご紹介

こんにちは。
看護師の岡本秋穂です!
本日は水族館にいるラッコさんについてお話ししたいと思います!
ぷかぷか浮かぶ様子がとても可愛らしいラッコさんですが、実は絶滅危惧種に指定されているんです !
 
絶滅危惧種とは、生息している数が減って絶滅してしまうかもしれない生物種のことです。
皆さんは「レッドリスト」という言葉を聞いたことはありますか?
レッドリストとは絶滅の恐れがある野生生物の名簿のことです。
環境省で作成されるレッドリストは 哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類など全部で13種類に分類し、9つのカテゴリーに評価されます。
 
下にある表の赤い部分が絶滅危惧種の対象とされていますが、ラッコはEN(絶滅危惧IB類)「危機」に分類されているんです!
 
 
 
 
 
表で見てもなかなか想像つきにくいかと思いますが、かつて日本では多くの水族館で飼育されており、一時期全国の28施設で122頭を展示されていました。
しかし現在では、日本国内にわずか3頭にまで減ってしまったんです。
 
国内にいるラッコのうち2頭は兄弟でもう1頭は高齢のため繁殖は難しく、野生を捕獲することや海外からの輸入は法律で禁止されているため、ラッコの頭数を増やすのは大変困難になっています。
 
ラッコの絶滅危惧種になってしまった理由は
1.乱獲による個体数の減少
ラッコの毛皮は高価で断熱性があることから、毛皮目的でたくさんのラッコが乱獲されてしまったのです。
2.環境汚染の影響
1989年にアラスカ沖で発生したタンカー事故による石油の流出で海域が汚染され、ラッコが生息 できない環境になってしまいました。
3.捕食者の影響
環境の変化により、シャチやホホジロザメなど大型捕食者がラッコの生息域に進出し、ラッコの 生息が難しくなりました。
4.飼育下での繁殖の難しさ
ラッコは非常に繊細な動物のため、飼育下での繁殖が難しくなっています。

一方でラッコを保護するために、国内外ではたくさんの取り組みが行われています!

 
カリフォルニア州モントレーベイ水族館のSORAC(ラッコ調査保護機関)では、怪我や病気など しているラッコを保護して、元気になったら野生に返してあげるという活動をしています。
野生に帰すことができないと判断されたラッコは、水族館で引き取られるそうです。
 
 
 
 
そしてモントレーベイ水族館では「代理母プログラム」があります。みなしごのラッコたちがある 程度固形物の餌を食べられるようになったら、メスのラッコを教育係としてラッコとして生きる ために潜水、餌取り、毛づくろいを教えてもらうのです。
保護された子どものラッコのお世話をするのはスタッフですが、野生に返る予定なので人間にな れないように、スタッフはポンチョやマスクをきてお世話するそうです!
 
 
 
このようにラッコは絶滅危惧種ですが、さまざまな活動が行われています。
日本では三重県の「鳥羽水族館」、福岡県の「マリンワールド海の中道」でラッコを見ることができます。
可愛くて希少なラッコさんにぜひ会いに行ってみてください!!
 

イエロードッグプロジェクトって?

こんにちは 🙂 

看護師の深美です。

外に出るのも躊躇するくらいの暑い日が続き

私たち人間も動物もみんなにとって辛い暑さですね。

暑さに負けないようしっかり水分を取って、涼んで一緒に乗り切りましょう🍉

 

そんな今日は、私も2年ほど前に知ったスウェーデン発のあるプロジェクトについてお話したいと思います。

そのプロジェクトは

イエロードッグプロジェクトと呼ばれています。

 

突然ですが、

街中で黄色いリボンや黄色い背景に文字が書いてあるものをリードにつけている子を見かけたことはありませんか?

この目印は可愛らしさやオシャレを目的で着けているわけではなく、ある理由があって身に着けているものなんです🐶

 

では、どんな子達が着けているんでしょうか?

 

①人や他の動物さんとの接触が苦手・パニックになってしまう

人や他のわんちゃんなどに対して極度の恐怖心を示す(震え、パニックになってしまうなど)

それとは反対に噛み付いてしまったり吠えることが自分で抑制しきれなかったりする子たちがいます。

 

②トレーニング中

人と一緒に色んなお仕事をしてくれている子達がいます。(盲導犬や介助犬など)

そんな子達のトレーニング中であればじっと見たり近付いてしまうだけで集中が切れてしまって、トレーニングが継続出来なくなってしまいます。

 

③病気や怪我の療養中・手術後や怪我の治療中はストレスが溜まっていたり

気持ちが不安定な状況です。

よりストレスをかけないように気遣ってあげましょう 😥 

 

④社会へ慣れるための練習中

何らかの理由で心に傷を負ってしまい

色んな環境に対しての社会化が不十分なまま成長してしまった子は、人と共存する社会に慣れるための練習が必要です。

 

このように理由があって

いまはそっとしておいてほしい

近付かないで〜というサインをわんちゃんたちの言葉の代わりとして

示してくれるのが黄色いリボンなんです。

 

このブログを書きながら

ふと思い出してみると、昔近所を介助犬・盲導犬のトレーニングをしている子がいたとき

動物好きだった私は子供ながらに触れ合いたくてウズウズしていました。

ただ、その子たちのハーネス部分には「トレーニング中!近づかないで🐾」という文字が書かれていて、お仕事の練習をしている事を教えてもらい

それ以降どんな子でも触れ合いに駆け寄っていくのではなく、触れてもいいか確認する事や適切な距離を取ることの大切さを知ることが出来ました✊

 

何も知らないまま

じっと見つめたり、近付いたり・触れようとしたりしてしまうと

その子たちにとって大きなストレスや恐怖心を与えてしまう可能性があります。

 

そんな事がないように

少しでも多くの人にこのプロジェクトを知ってもらう+広めていく事が大事だなと感じました。

 

最後にイエロードッグプロジェクトの動画を

シェアさせていただきますので

ぜひ、皆さんの周りの方にも見せてあげてください🌳

 

 

深美

🌸さくら猫🌸

こんにちは!看護師の白石です🐱
梅雨の時期になりジメジメとした日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

最近窓を開けて過ごすことが多くなり、お外から野良猫さんの鳴き声がよく聞こえてきます。外を歩いていると野良猫の親子をみかけました👀

 

さて、皆さんは「TNR活動」という言葉はご存知でしょうか?

 

「TNR活動」とは、
T:trap(猫を捕まえる)
N:neuter(不妊手術を行う)
R:return(元の場所に戻す)
という英単語の頭文字をとったもので、
野良猫がこれ以上増え続けないように地域でお世話をする活動のことを言います。

この活動では不妊手術をした猫ちゃんの印として、
女の子は左耳の先、男の子は右耳の先をV字にカットします。
桜の花びらのような形に見えることから「さくら猫」と呼ばれることもあります。

男の子

 

女の子

 

 

TNR活動はなぜ必要なの❓

ねこちゃんは非常に繁殖能力が高く
1年に何度も妊娠・出産を繰り返します。
そうなると、どんどん野良猫が増えていき、人間とのトラブルに繋がる恐れがあります。
最悪の場合殺処分の対象になってしまうこともあります。

これ以上不幸な猫ちゃんを増やさないための活動なのです。

 

 

私たちに出来ること‪✍🏻

“適切な給餌”

「地域猫」は野良猫であることは変わりありませんが「地域」で飼育・管理されている猫ちゃんのことをいいます。ボランティアの方々が必要なお世話や特定の場所で給餌を行っています。
そのため、むやみやたらにご飯をあげたり、ご飯を放置すると食べ物を探してゴミ箱を荒らしたり、異臭などのご近所トラブルに発展することがあります。なので地域猫を見かけてもご飯はあげずそっと見守ってあげましょう。

 

“避妊・去勢”

先程もお話した通り猫ちゃんは繁殖能力が高く1度の妊娠で多くの仔猫を産みます。
もしお家の子が脱走して子供を作って帰ってきたら・・・
そのようなことを防ぐために、お家で猫ちゃんを飼育されている方には不妊手術をすすめています。

 

“保護猫活動・譲渡会について知る”

地域猫の中でも人馴れしている子やまだ産まれて間もない仔猫は新しい飼い主さんを探すため譲渡会を実施している地域もあります。
新しく猫ちゃんを迎え入れたいと思っている方は里親として猫ちゃんを飼育する選択肢もあるということを知って頂けると幸いです🍀

 

 

 

このように家族のいない猫ちゃんは地域で愛されて生活している子も沢山います。
少しでもこの活動について知り野良猫ちゃん達とも優しく接してあげてください☺️

 

 

看護師 白石

我が子の足裏大丈夫❔

みなさん、こんにちは。

看護師の阪口です。

今日は、ウサギ・モルモットなどの小動物がなりやすい

「ソアホック」についてお話ししたいと思います!

 

聞いたことあるかもしれませんが

ソアホックとは「足底皮膚炎」のことです。

ソア=痛む  ホック=かかと  という意味で足裏に炎症が起きることを指します。

後ろ足にみられることが多いですが、稀に前足にもみられることがあります。

すぐに命に関わるものではありませんが、

痛みが悪化すると二次的な病気を引き起こすこともあるので、要注意です! 

 

では、どんな症状がみられるでしょうか❔

①足の裏の毛が薄くなる

②皮膚に赤みが出てくる

③赤みが悪化し、炎症で腫れてくる

④潰瘍になる

 

悪化すると骨まで到達し、痛みから歩けなくなったり

食欲不振などもみられます。

 

 

原因としては

・固い床材を使用している

・糞尿により常に床が不衛生で湿気がある

・肥満による足裏への負担

・スタンピングをよくする

・狭いケージで飼育している

・爪が伸びすぎている             など、様々です。

 

もし症状が出てしまったときは、抗生剤を服用したり、包帯で傷口を保護したりします。

 

 

 

症状にもよりますが、重度だと治りが悪いこともあるので

定期的に足裏チェックをして、早期発見に努めましょう!

 

対策としては、

床材に柔らかいマットを敷いてあげたり、衛生的な環境を心掛けること!

ケージで飼っている場合は、定期的に出してあげましょう。

狭いケージでずっと飼っていると、行動範囲が制限され十分に運動ができず足に負担がかかってしまいます。

少しの工夫で予防ができるので、ぜひお試し下さい♪

 

もし症状がみられた場合はお気軽にご相談ください。

お待ちしております 😮 

 

看護師 阪口

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