犬のトレーニング♪
2013年7月8日 スタッフ日記
こんにちわ(*^_^*)看護士の長薗です。
今回は、犬のトレーニングについてお話したいと思います♪
先日、患者さんのワンちゃんが訪問トレーニング(訓練士さんがお家にきて行うドッグトレーニング)をされるということでお邪魔させていただきました。
ミニチュアシュナウザーを3頭飼われいて、今回の主役はレゴちゃん♪
もともと私もパピー教室の担当をさせていただいたりしているので、犬のしつけなどにはかなり関心があり、勉強させていただいていますが、子犬のしつけということもあり、基本的にはまずご褒美(オヤツ・フード)を使って慣らすというところからのスタートでした。
今回見学させていただいた訓練士さんは、いっさいオヤツ・フードは使わず、飼い主さんとの信頼関係を深めて問題行動を解決させていくという方法でした。
飼い主さんのお悩みは・・・
・お散歩中に吠えてしまう
・家に来客者が来たときに吠えてしまったり、咬んでしまう
・多頭飼いで家の中でワンちゃん同士がケンカをしてしまう
その原因は、‘パニックスイッチがある’ということでした。
興奮や不安な気持ちが限界に達したときに、吠えてしまったり、咬んでしまったりという行動になってしまうとのことでした。
どの子にもそのスイッチはあるけど、限界に達するまでが早い!とのことでした(>_<)
散歩に行く ⇒ 他の犬を見かける ⇒ その犬が近づいてくる ⇒ こわい!どうしよう!吠えよう みたいな感じですね。
今回のトレーニングでは、飼い主さんがいるから大丈夫!守るから安心して歩いていいんだよっということを教えるトレーニングをされていました。
・飼い主さんより前を歩かない練習(リーダーウォーク)
・飼い主さんの指示に従う練習(オスワリ・フセ・マテなど)
(ワンちゃんは、飼い主さんの指示を聞くことで信頼関係が深まり、委ねれるようになります)
そしてご褒美は~~~大好きなオモチャで遊んであげる♪♪♪
オモチャで遊んでいる姿がすごく可愛かったです(^_-)
オヤツを使ってトレーニングすることは簡単ですが、それだけではダメだな・・・っと再認識できた見学で、すごく勉強になりました。
根気はいるけど、トレーニングしている飼い主さんもレゴちゃんもすごく楽しそうでした。
そのお家では、2週間に1回トレーニングをされているそうで、
最終目標は、飼っている3頭全員で吠えずにお散歩に行く! だそうです(*^_^*)
トレーニングが終わった後は、私の膝の上で爆睡してくれてめっちゃ可愛かったです❤
私は、ますますレゴちゃんの虜になってしまいました❤^m^❤
貴重な見学をさせていただいた飼い主様、訓練士の先生に感謝します。
未熟ではありますが、ワンちゃんのしつけで困ったことやお悩みがありましたらお気軽に
長薗まで質問してくださいネ♪
フィラリア症 (犬糸状虫症)
2013年6月27日 スタッフ日記
前回に引き続きフィラリアについて、少し詳しくお話します。
フィラリア(犬糸状虫)は、犬から犬へと蚊によって運ばれる寄生虫です。
成虫から「ミクロフィラリア」と呼ばれる幼虫が生まれます。
このミクロフィラリアは常に犬の血液に乗って全身を回りながら、蚊によって吸血される瞬間を待っているのです。
血液とともに吸われたミクロフィラリアは蚊の体内で成長し、感染能力を獲得します。
そして、再び蚊が吸血したときに犬の体内へと再侵入するのです。
犬の体内に侵入したミクロフィラリアは約2カ月かけて、成長しながら静脈を目指します。
やがて心臓に達すると、感染から約半年で成虫に成長します。
成虫は右心系と呼ばれる右心室や肺動脈に寄生します。
成虫が数多く寄生すると、心臓や肺血管内に充満するために血液が滞ります。
ワンちゃんも初めは運動を嫌がるようになる、咳をする程度ですが、進行するとお腹や肺に水が溜まる腹水症や肺水腫、さらに呼吸困難に陥り、死に至ることもある恐ろしい病気です。
現在では薬の服用で体内に侵入したミクロフィラリアを駆除できるため、発症が予防できます。
病院には、
・粉末
・錠剤
・ジャーキー(チュアブル)
・注射
様々なタイプの駆虫薬があります。
服用しやすいタイプを選んで、予防していきましょう。
ただし、ミクロフィラリアは約2カ月かけて成長するため、蚊が出始める1か月後(4月頃)~蚊がいなくなった1か月後(11月頃)までの服用をお勧めします。
また成虫やミクロフィラリアが体内に存在する状態で駆虫薬を服用すると、大量の死骸が血管に詰まり、ショック死を引き起こす可能性があります。
駆虫薬を服用する前には、まず感染の有無を確認する検査が必要です。
獣医師:松崎
フィラリア予防について
2013年6月20日 その他
こんにちは。看護士の小西です。
4月に入ってフィラリアの予防をスタートしたわんちゃんが多いと思います。
フィラリアの感染経路はフィラリアに感染しているわんちゃんの血を蚊が吸い、その蚊が感染していないわんちゃんの血を吸う際に体に侵入してしまいます。
フィラリアに感染してしまうと
- 元気がなくなり、散歩に行きたがらない
- 食欲不振
- 咳をする
- 腹水が溜まりお腹が腫れてくる
- 貧血
などがあります。
まだ予防を始めてられていない方!!
フィラリア予防をすることで大切なわんちゃんを守ることができます。梅雨に入りこれからさらに蚊が増えてきます。今からでも遅くありません。しっかり予防しフィラリアからわんちゃんを守ってあげましょう。
熱中症
2013年5月27日 スタッフ日記
みなさんこんにちは。 獣医の石鍋です。
もうすっかり春も終わり、お昼は夏のように暑くなってきましたね。
この暑さの中、そろそろ注意しておいてほしいのが熱中症です。
『えっ、わんちゃんとかも熱中症なるの?』と、疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、わんちゃんも熱中症になります。
熱中症は蒸し暑い室内や車内での留守番、暑さが厳しい中での散歩などが原因で発生します。症状としては、急激な体温の上昇によりパンティング、よだれといった症状が現れ、ひどい場合には呼吸困難や吐血、血便などを起こし、ときに命に関わることもあります。ほとんど汗をかかない犬は、狭い室内や車内に閉じ込められたり、水分が制限された環境では体温調節が難しく、熱中症になりやすい傾向があり、初夏から夏にかけて特に気をつけたい病気です。
そこでまず予防としては、家でのお留守番では風通しをよくするか、エアコンをドライ(除湿)でつけておくなど、室温が上昇しないように心がける。車でのおでかけではなるべく車内に一人で留守番させない。散歩は日中には控え、早朝か夜の散歩に切り替える。また、なるべく草や土の上を歩く。散歩の時間を短くするなどが主な熱中症対策です。
次に、万が一熱中症になった場合ですが
意識がある場合は、一刻も早く体を冷やし水分補給することが大事です。涼しい場所に連れて行き、水が飲める状態なら水分補給を行う。そして、冷水で濡らしたタオルを体(頭や脇の下、内股のつけね)にかけたり、風呂場や流し台で体全体に冷水をかけるなどをして、急いで体温を下げることが重要です。ただ、体温は下げすぎないようにこまめに体温測定をして、体温が39℃まで下がったら冷やすのやめてなるべく早く病院につれてきてください。
意識がない場合は、冷水を全体にかけるなどして体を冷やしながら一刻も早く病院につれてきてください。意識がないことに慌てて、応急処置を何もせずに病院へ向かえば、途中で症状が悪化しかねません。まずは体を冷やすことを忘れずに。
最後に、熱中症は日射しの強い暑い日中に起こる病気と思われがちですが、そうとも限りません。朝方や夕方でも、蒸し暑く湿度の高い日であれば熱中症になる可能性があります。注意してください。