マダニについて

10月も終わり、だいぶ寒くなってきましたね。風邪をひきやすい時期ですので、みなさん暖かくしてお過ごしくださいね。

 

今回はマダニについてお話ししたいと思います

<時期>  春から秋の間に発生することが多いですが、季節にかかわらず1年を通して活動しているので今の時期も油断大敵ですよ。

<場所>  山や森の草むらや広い公園、河川敷などに潜み傍を通りかかったワンちゃんに飛び移れる機会を狙っています。キャンプやハイキングの際は特に注意が必要です。

<病気>  マダニに噛まれるとこのような病気があります。

       ●貧血・・・大量に寄生、吸血された際に貧血をおこします

       ●アレルギー性皮膚炎・・・マダニの唾液がアレルゲンとなり強いかゆみを引き起こします

       ●バベシア症・・・貧血、発熱、黄疸、元気消失。症状が重いときは、急死することもあります  etc

 

万が一わんちゃんにマダニが寄生してしまった場合気をつけていただきたいのが、むやみにマダニを取らないでほしいということです、。

マダニは、顔の周りやお腹の皮膚の柔らかいところに口から出てくる突起を差し込んで、食いつき固定します。むやみに引っ張って取り除くとワンちゃんの皮膚の中にその突起の一部が残ってしまい、ひどい皮膚炎の原因になることがあります。お散歩から戻ったらマダニがついていないかチェックされるといいですね。

もし、 見つけられたらすぐに連れてきてください。

当院では、予防のお薬を置いていますのでスタッフまでお気軽に声を掛けてくださいね。

 

小西

 

ハリネズミの抜け毛

今回はハリネズミについて少しお話したいと思います。

よく病院に来るハリネズミの症状で多いのが、抜け毛、フケ、痒みです。

さらにその原因の中で一番多いのがダニからくるものだということです。

ダニが原因で痒み、フケ、抜け毛を伴います。

大量に体についてる場合は体の皮膚を歩いてるのが確認できます。もしかしてうちの子も?と思われたら一度確認してみてください。もしダニが確認できたならば一度ご相談ください10084929725

                                                                                                                                  獣医師 石鍋

動物の鍼灸治療

皆さん鍼灸と言うと,どんな印象を持たれますか?腰痛,肩こり、など
どちらかと言うと,年配の方がしているもの、少し敷居が高い、実際は
いったことがない方が多いのではないかと思います。

ただ実際人の鍼灸治療を覗いてみると,肩こり,腰痛は元より、不眠,腎臓病、更年期障害、
また今若い女性の方の中では,不妊治療を鍼灸でという方がとても増えているのが現状です。

そんな鍼灸治療、当院では動物に対しての鍼灸治療を昨年より取り入れ、お灸治療と合わせて,様々な症例に対して行っています。

椎間板ヘルニアの犬や、ネコ風邪、また腎臓疾患に対して、大きな効果を実感しています。

まだまだ試行錯誤の段階ですが、すこしでも健康な状態を維持して,飼い主さんと,より良い
生活がおくれるよう、お手伝いできればと考えています。

鍼灸には五行説というものがあります。肝臓,心臓,脾臓、肺、腎臓、これらは全てお互い
が関わり合って,助け合い、また補って一つの身体を維持して行くというものです。

それらのバランスを整え,健やかに、元気で暮らせるよう従来の西洋医学、と癒合させた
鍼灸治療、当院では推し進めて行こうと思っています。

また何か困ったことがあればご相談下さい。DSC00738DSC00737
 

 

 

 

 

院長 城戸

こんにちは!

空気が乾燥して風邪を引きやすい季節ですね。

私は手洗いうがいを心がけています(*^_^*)

さて、今回はワンちゃんの毛について少しお話ししようと思います。

 

◆被毛◆

被毛には3種類あります。

<主毛>又の名を上毛、オーバーコート・・・硬くしっかりした毛。

<副毛>又の名を下毛、アンダーコート・・・寒さから体温を保つ為の密生した柔らかな毛。

<触毛>又の名をヒゲ・・・口まわりやアゴ下、目の上などの太い毛。

主毛と副毛は、主に体温調節をする働きをもち、触毛は感覚器としての役割りをはたします。

 

☆ワンちゃんには、ダブルコート、シングルコート、ヘアレスのワンちゃんがいます。

<ダブルコート>

ダブルコートとは、上でお話しした主毛と副毛の2種類の毛をもつワンちゃんです。

ダブルコートの犬種は、主に寒冷地で育種改良された犬種に多く見られます。(柴犬、ハスキー犬、コーギー、ポメラニアンなど)

これらの犬種は、寒い季節から暖かくなる春(換毛期)には、フワフワの毛がごそっと抜けます。これが副毛(アンダーコート)です。

ダブルコートのワンちゃんは、ブラッシングが欠かせません。ブラッシングをせずに抜けた副毛を放置しておくと、主毛と絡み毛玉になることがあります。

毛玉を置いておくことは、皮膚にも良くありませんので、毎日のブラッシングで抜け毛を取ってあげることが大切です。

 

<シングルコート>

シングルコートとは、主毛のみのワンちゃんのことです。と言われることが多いですが、正確には、副毛がかなり少なく、主毛が毛の全体を占めているので、ダブルコートと比較する為にこのような表現になっています。

シングルコートのワンちゃんは、温暖地で育種改良された犬種に多く見られます。(トイプードル、ミニチュアダックス、パピヨン、ヨーキー、チワワなど)

これらの犬種は寒さから体温を保持する必要がなかったので、副毛が少ないと言われています。

なので、換毛期でもめだたないほどの副毛が抜けるだけなので、ダブルコートに比べブラッシングの手間は少ないと言えます。

しかし、毛がもつれることが多いので、ブラッシングは欠かせません。

最後に・・・。

<ヘアレス>

ヘアレスといって最初から毛が生えていないワンちゃんがいます。チャイニーズクレステッドドッグなどが有名ですね。ヘアレスのワンちゃんは肌がとても敏感なので、刺激の少ないシャンプーを選んであげると良いと思います。

肛門腺しぼりについて

こんにちは。

日増しに秋も深まり、朝夕は肌寒く感じる今日この頃いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は肛門腺しぼりについてお話したいと思います。

肛門腺(肛門嚢)とは肛門の左右に一対の分泌腺から出る分泌物を溜める袋のことです。

大型犬の中には、分泌物を自分で排出することが出来る子もいますが、小型犬や中型犬などは肛門腺を排泄する力を持っていない場合が多いです。

肛門腺(肛門嚢)に分泌物が溜まったままの状態が続くと、肛門嚢炎や肛門嚢が破裂し、周囲の皮膚の弱いところへ穴を開けて膿汁を排出するまでに至ります。

 これらを予防する為には、定期的に肛門腺を絞ってあげる必要があります。

・肛門腺を絞るタイミング

肛門腺に分泌物が溜まると、お尻を床にひきずったり、お尻を気にして舐める事があるので、そのような場合に絞るか、2週間~1ヶ月ごとに絞ります。

・肛門腺を絞る際のポイント

まず尻尾の根元を利き手とは逆の手で持ちます。根元を持つことで肛門線を絞りやすくなります。

肛門腺は肛門の斜め下(4時と8時の方向)辺りにあり、分泌物が溜まっていれば膨らみがあるので、手で触ると確認できると思います。

肛門腺は肛門の斜め下から、肛門へめがけて、親指・人差し指を使い斜め上に絞ります。絞る際は力を入れすぎないように注意します。

この時、分泌物が勢いよく出る場合があるので、顔にかかってしまう事を防ぐ為に、覗き込みながら行わない事と、ティッシュで肛門を覆いながら絞って下さい。

肛門腺しぼりを行った際に痛がる場合は、無理に行わず動物病院で処置を受けて下さい。

以上が肛門腺しぼりのポイントや注意点です。

絞り方等ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談下さい。

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