これからの季節に注意!膀胱炎!

 おしっこの通り道は、腎臓ー尿管ー膀胱ー尿道と続き、総称して『尿路』と呼ばれます。

尿管、膀胱、尿道は内腔が粘膜で覆われていて、外界と通じています。

そのため、外界から侵入した細菌感染により炎症を起こしやすいのです。

中でも特に多いのが膀胱炎です。

 

膀胱炎の主な症状は、

・頻尿

1回量は少ないが、残尿感があるためよく排尿姿勢をとる

・血尿

尿中に血液が混じり、赤みを帯びる

 

膀胱は腎臓で作られた尿を一定量溜めておく袋状の器官です。

排尿によって病原菌を洗い流す働きがありますが、おしっこを我慢したり、そのために飲水量を制限すると膀胱炎を起こしやすくなります。

メスの場合、おしっこの出口が肛門の真下なので汚染されやすく、また尿道が短いため細菌が膀胱まで達しやすいなど発症の可能性が高いのも特徴のひとつです。

これからの時期、水分摂取やお散歩時間の減少、寒さによる免疫力の低下によって発症しやすくなります。

 

 陰部を清潔に保ち、長時間膀胱に尿が溜まることがないよう十分に水分を補給させ、排尿ができる環境を作ることが大切です。再発や慢性化しやすい病気ですので、尿の変化に注意してみてください。

 

 

                                             獣医師:松崎

 

 

 

 

 

ハムスターの病気のサイン

 

こんにちは(*^_^*)

11月も中旬に入り寒さも厳しくなりましたね

体調はいかがでしょうか??

 

今日は、ハムスターの病気のサインを

いくつか紹介していきます。

 

・全身に出る症状

毛並みが悪い、脱毛している

 

・目に出る症状

色がおかしい、腫れている、目やにが出る

 

・口に出る症状

歯が伸びている

頬袋に何かはいっている??

 

・耳、鼻に出る症状

耳、鼻が汚れている

耳がくしゃくしゃになっている

 

・手、足に出る症状

手足が曲がっている、腫れている

爪が伸びている

 

・お腹、お尻に出る症状

お腹、お尻周りが汚れている

 

・生活に出る症状

食欲低下、動きが鈍い

歩き方が不自然

 

・状態に出る症状

息が荒い、急に体重が変わった

 

ハムスターは、病気を隠す生き物だと

いわれています。

 

病気は、早く見つけてあげる程

治る確率が上がり、

ハムちゃんへの負担が軽くなります。

 

些細なことでも、何か気になることが

ありましたら気軽にお尋ねください。

 

 

看護師:真山

 

油断禁物!

こんにちは、トリマーの中口です。
今年ももう11月を迎え、秋らしい季節になり過ごしやすくなってきましたね。
朝、夜は特に冷え込む日が増えるので、風邪などを引かないように
気をつけて下さい。

さて、今回は「油断禁物!人だと何ともないけどワンちゃんだと危険な10の症状」
に、ついてお話しさせて頂きます。
ワンちゃんは「痛い、だるい」などといった体の不調を言葉で伝えることが
出来ません。人にとっては何ともない症状でも疎かにしないことが愛犬の
健康維持に役立ちます。

1、鼻水がズルズル出る
→健康なワンちゃんの鼻は、程よく湿っていますが垂れる程の鼻水が出ている
ならば、何らかの異常があるサインかもしれません。
体の免疫力が落ちたり、鼻粘膜を刺激すると鼻水は垂れやすくなります。
ウイルスや細菌感染による鼻炎副鼻腔炎ケンネルコフジステンパーなどの
病気が疑われる他、重度の歯周病鼻腔に腫瘍が見られることがあります。

2、便秘になる
→毎日、きちんとうんちしていたワンちゃんが急に便秘になり2〜3日出ない場合は
病気の症状のことがあります。
会陰ヘルニア前立腺肥大(オスのみ)内臓に腫瘍があると大腸が圧迫されてしまい
便秘になることがあります。
また、稀に肛門付近に固いしこりができる肛門周囲腺腫肛門付近に膿が溜まる
肛門周囲膿瘍が重症化して便秘になってしまうことがあります。

3、コホッと咳が出る
→犬がゴホゴホと咳き込み始めたら深刻な病気のサインかもしれません。
肺炎気管支炎肺水腫などをはじめとする6歳以上のワンちゃんだと
僧房弁閉鎖不全症(心臓の病気)、子犬だとケンネルコフ気管が扁平に
潰れてしまう期間虚脱などのことがあります。
特に、子犬やシニア犬は咳が続くと体力を激しく消耗してしまいます。

今回は、この3点ですがワンちゃんにはまだまだ人には大したことがないことでも
危険なことがたくさんあります。
次回のブログで続きをお話しさせて頂きます。

担当:中口

冬眠

年末に近くなっていくにつれて肌寒くなってきました。
僕ら人間は冬でも自由に食べて、動くことができますが
その他の動物、特に野生に生きるものはそうはいきません

食料の確保、体温の維持は非常に難しくなり、特に、自ら体温を生み出すことの不得手な変温動物は外気温に影響され動けなくなってしまいます。
そこで越冬のために冬眠を行います。

ここでは家庭での冬眠の注意をカメを例に挙げて簡単に紹介したいとおもいます。

・まず、種類です。冬眠の必要のない種類もいますので注意しましょう。
リクガメなどで出生が年中暖かい地域のものは冬眠しません

・時期は日本では11月頃~3月頃。
冬眠限界期間は4ヶ月と言われているので注意しましょう。

・生後3ヶ月以内でなく、過去の越冬が保温飼育でない個体。

・食事は冬眠前2~3週間は冬眠中の腸内での腐敗を避けるため絶食がすすめられます。
寒くなるにつれて食事量も減っていきますのでそれに合わせましょう。

・場所は土の中か水の中。
水の中の方が状態の管理はしやすいです。
灰汁(アク)を抜いた落ち葉を敷き、カメが十分に浸かる水深を管理します。

土の中には自ら入りますので、柔らかく湿らせたものを用意します。
窒息の可能性があるので、時期がきたと考えて埋めないよう。

・温度は5℃前後が適温で、0℃以下にならないよう暗めの場所で管理します。

おおまかにはこのようになりますが、冬眠により亡くなるリスクもあるので
冬眠中に目が凹んだり、皮膚が荒れたり変色が見られる場合は保温飼育に切り替える
または病院に連れて行きましょう。

保温飼育で冬を越える場合は26℃以上を保つよう管理していきましょう。

獣医師:竹花潔

ハムスター、冬の寒さにご用心!!

 

 

こんにちは(*^_^*)

台風19号が過ぎ去るとともに、

一気に秋らしくなりましたね。

体調の方はいかがでしょうか??

 

今回は、ハムスターの温度と湿度の管理

ついてお話しようとおもいます。

 

ハムスターは、本来乾燥に強い動物なので、

湿った環境にならないよう

20~24℃の湿度で45~55%の湿度が理想です。

 

気温が5℃以下になると、

疑似冬眠にはいってしまい、非常に体力を

使うため、感染症のきっかけになってしまったり

最悪の場合、

そのまま死に至ることもあります。

 

また、1日の温度の変化が、10℃以上あると

健康に害を及ぼすため、

温度変化の少ない環境を整えて飼育し、

冬では、ペットヒーターなどを利用しましょう。

 

看護師:真山

 

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