こんにちは、柴犬大好き看護師の岡本です。                                                 朝夜と日中の気温差がまだありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今回は、私が応援しているプロ野球チームの阪神タイガースのデザインにもなっている、トラについてお話していきます。

 トラは現存するネコ科では最大の動物になります。トラは、チーターやライオンと異なり、草原のような視界の開けた場所で見られることは滅多にないです。熱帯林、背丈の高い草むらなど見通しの悪い場所に多く生息しています。その理由として、トラの縞模様に関係があります。縞模様は、茂みなどに身を隠す際、体の輪郭をぼやかすカモフラージュの効果があると言われています。人の目からしたら、「目立つ黄色に大きな体で本当にカモフラージュできているの?」と疑う人がいると思います。実は、動物たちは我々人間に比べ色を認識する部分が弱くなっています。そのため、黄色をはっきりと認識することが出来ないので、縞模様は植物の影との区別がつきにくく、良いカモフラージュになるのです。

 トラと言えば強くて狩りが上手なイメージがあると思います。しかし、実はトラは狩りが苦手な動物になります。狩りの成功率は約10%と言われるぐらい低いです。ただ、1週間に1回でも狩りが成功すれば生きていけるので問題はないです。また、ネコ科の動物でありながら泳ぎが得意なので、泳いで狩りをすることもあります。

 トラの中でも特に人気のあるホワイトタイガー。トラの中でごくごく稀に生まれてきます。このホワイトタイガーは独立した種ではなく、色が違うだけなのです。詳しくは「白変種(ハクヘンシュ)」と言うそうです。野生の世界では、白は光を反射し目立ってしまうため、成獣に成長する前に死んでしまう事が多いです。そのため、動物園で見られるホワイトタイガーはすごく貴重な存在になっています。

 今回はここまで。                                                             少しでもトラについての知識を得られたでしょうか。ぜひ知識を得たところで動物園に行ってトラを見てきてください。少し違った見方が出来るかもしれません。また、このトラブログを機にみなさんで阪神タイガースを応援していきましょう!

看護師 岡本