こんにちは、看護師の伊藤です。

今回はノミ・ダニ予防についてお話ししようと思います。

ノミが寄生すると、痒みや吸血、と思われがちですが、
ノミが吸血する際に出す唾液によって、ノミアレルギー性皮膚炎を引き起こしてしまう可能性もあります。
ノミアレルギー性皮膚炎は、わんちゃんに多く認められ、夏から秋にかけて多く発症します。
背中~尾の付け根、太ももからおなかにかけて激しい痒みを伴うことがあります。
また、ネコひっかき病、ペストなどといった人間にもかかってしまう病気の原因をもっていることもあります。

ダニも人間もかかってしまう病気の原因となる菌をもっていることがあり、
日本では、クリミア・コンゴ出血熱、ダニ媒介脳炎、重症熱性血小板減少症症候群
などといった重篤な病気を媒介することがあると報告されています。
ダニの種類の一つの、マダニは、草むらに比較的生息しているといわれています。

ノミ・ダニは吸血するため、大量に寄生され、血を吸われると貧血を起こすこともあります。

室内外のねこちゃんや、あまり外に行かないわんちゃんは大丈夫、と思われがちですが、
人間が外から持ち帰ってしまうことがあります。
犬・猫だけかと思いきや、ノミは哺乳類、鳥類に寄生します!

これから暖かくなる季節に向けて活動が活発になるため、
ノミ・ダニ予防をおすすめしています。
当院では

☆錠剤タイプ

☆首の後ろに垂らすスポットタイプ

☆チュアブル(ジャーキータイプ)

☆鳥類、予防薬がまだ使えない子犬子猫にはスプレータイプ

などを取り扱っております。

大切な動物、飼い主様を守るため、これからの季節ノミ・ダニ予防をお考えください!
どのタイプの予防薬がいいのか、いろいろ種類があってわからない!など
予防薬のことはもちろん、その他のことでもどんどんスタッフにご相談ください♪