今日は猫ちゃんの歯についてお話します。
まず、猫ちゃんの歯は全部で何本あるかご存知でしょうか?
ちなみに人間の大人の方で合計28~32本あります。幅があるのは親知らずの関係です。
犬はというと全部で42本あります。
では、猫ちゃんはというと全部で30本あります。人、犬よりも少ないのです。しかし、人と同様歯磨きなどの予防をしていないと虫歯や歯周病、歯肉炎になりうるのです。
猫ちゃんの歯・口腔疾患の割合は口内炎の次に歯周病が多く、4歳を超えてくると歯周病になる猫ちゃんが多くなっていき、年齢を重ねるにつれて罹患率は上がっていきます。
なので、猫ちゃんたちがいつも通りご飯を食べていたら問題ないと思いがちだが、食べている以上歯に汚れは付着していき、歯石となり歯周病になっていくのでやはり、小さい頃からのかけ歯の予防は大事なのです。歯石をとるとなると猫ちゃんは全身麻酔が必要になります。麻酔のリスクを考えると麻酔をかけずに済むように歯の予防をしていきましょう。
予防にも幾つか種類があるのでその子にあった予防をしていきましょう。
不明な点あればお気軽にスタッフまでお聞きください。
獣医師 石鍋