こんにちは。トリマーの山下です。
今回は猫のトリミングについてお話したいと思います。
猫と快適に暮らすために、トリミングは重要な手入れになります。
習慣的なトリミングは抜け毛の問題を軽減してくれるうえ、毛の艶を保ち、血液の循環を促進してくれます。
それぞれの猫の性格によって、トリミングしやすかったり、嫌がったりもしますが、子猫のときから慣れさせることが大切です。
嫌がる場合は短時間ですませて、徐々に慣らしていくとよいでしょう。
トリミングの手順
爪きり、耳掃除、ブラッシング後に、シャンプーを行います。
猫のトリミングの場合、スタッドテール(尻尾の付け根)や前肢の内側などは、猫自身の脂の分泌が活発です。
綺麗に仕上げる為には、クレンジングでしっかり脂を落とすことが重要です。
クレンジング・ シャンプーで汚れを落とした後は、リンシングを行います。
猫は、もともと柔らかい毛なので、薄めたリンスを、ごく少量かけるだけで十分です。
背中やお腹、脇の下など、全体に行き渡るようにします。
リンシング後はすすぎを行います。
シャンプー剤が残らないように、時間をかけてすすぎます。
特に脇の下や関節、お腹などはすすぎ残しやすいので、ぬめりが残っていないか確認し、すすぎます。
すすいだ後は、ほとんど水気がなくなるまでタオルで拭き、ドライヤーにて乾かします。
カットをご希望の場合は、全身2ミリのバリカンにてカットを行います。
ご自宅で取る事の出来ないもつれや毛玉を取り除く事が可能です。
トリミングが苦手な場合でも鎮静(軽い麻酔)をかけることが出来ますので、獣医師のもと安全にトリミングすることができます。
※鎮静の場合は別途鎮静料・血液検査料が必要です。
ご不明な点がありましたら、お気軽にスタッフまでご相談下さい。