はじめまして。こんにちは、看護師の角谷です。
最近急に暑くなってきましたね 😯
もうすぐ梅雨も始まるらしく湿気の多い季節に突入します。
さて、こんな時期に気を付けなくてはいけないこととは何でしょうか?
私たち人間もそうですが”熱中症”に要注意です!!動物さんたちも熱中症になるのです。
まだ真夏じゃないし大丈夫じゃないの?と思う方もいるかもしれません。しかし、実は湿気の多いこの時期もとても熱中症になりやすいのです。
蒸し暑い室内や締め切った車の中でのお留守番、激しい暑さの中でのお散歩は、熱中症をひきおこす可能性が高いので注意が必要です。対処が遅れると死に至るケースもあるため、絶対に軽視しないでください。
そこで今回はきちんとした対処と予防法をお話しようと思います。
1.いつ熱中症になりやすいの?
6~8月の間で、午前より午後のほうが熱中症になりやすいとされています。暑い日と涼しい日が繰り返される時期は特に注意が必要です。一定期間暑い環境にいると順応していきリスクは減っていきます。その期間は約60日間とされています。
2. 熱中症の症状
体温が40度以上に上昇しパンティング(ハァハァという口での呼吸)が治まらなくなります。
興奮してハァハァいっているだけの場合もありますが、この場合は自分で水を飲みに行ったり涼しいところに移動したりして自分で調節します。ぼーっとしてパンティングをしている時は熱中症にかかっている可能性が高いのです。
さらに重症化すると、下痢、嘔吐、ふるえ、発作、意識消失 などの症状が現れます。
これらの症状に気付いたらすぐに病院にいきましょう。重症化する前に対処できれば死のリスクはぐんと下がります。
3.病院にいくまでにできる処置は?
まずは体温を下げるようにしましょう。涼しい所へ移動させ、水を飲ませ、体に水をかけます。(氷水は血管の収縮を起こすため使わないようにしましょう) そして扇風機やうちわで風邪を送り、体温を下げていきます。
首、脇、内股などの大きな血管が通っている場所に保冷剤や濡れタオルを当てるのも効果的です。
4. 予防法
室内飼育の場合
窓を開け、風通しをよくするかクーラーを使って温度・湿度を管理してあげましょう。また、しっかりと水分補給ができるように新鮮なお水をたっぷりと置いておきましょう。
屋外飼育の場合
日よけや風通しのよい場所を用意しましょう。暑い時期だけでも玄関先に避難させてあげるのも良いです。室内と同様、水分の用意も忘れずに!
散歩に行く場合
暑い時間、室温が高いとき、道路の照り返しが強いときの散歩は避けましょう。暑いアスファルトの上を歩くことで火傷してしまうこともあります。早朝や日が沈んでから行くことをおすすめします。水分補給もしっかりさせてあげましょう!
以上のことに気を付けていれば熱中症は避けられます。飼い主さん動物さん共々、元気に健康的に暑い夏を楽しみ、乗り切りましょう 😎