こんにちは、トリマーの中口です。
来月で2016年になり半年になりますが、6月は1年の中で一番
ジメジメ・ムシムシした季節です。
そこで、今回はそんな時期だからこそ注意したい3つのトラブルについて
紹介します。

①皮膚のトラブル
被毛に覆われているワンちゃんの身体は、菌が繁殖し、皮膚疾患を
引き起こしやすい状態にあります。
多く見られるものには
「マラセチアによる外耳炎」「耳ヒゼンダニによる耳疥癬」「細菌感染による膿皮症」
「ノミによるアレルギー性皮膚炎」などがあります。

②病気の媒介によるトラブル
高温多湿になると活動や繁殖が活発になるノミ・ダニ・蚊などの害虫が
病気を媒介します。屋外を住処とするマダニは日本紅斑熱などの病気を媒介し
時には、命を奪うこともあります。ノミは下痢や食欲低下症を招く犬条虫などを
蚊はフィラリアを媒介します。

③食中毒のトラブル
開封してから時間が経ったり、食べ残したフード(特に水分過多のもの)
生食用の肉や魚、不衛生な食器などによって細菌が繁殖し、食中毒を
おこすことがあります。

上記の①~③のトラブルを防ぐためにあげられることを紹介します。

①皮膚トラブルを防ぐためには・・・
雨の日や散歩の後のシャンプー後はタオルだけでなくドライヤーでしっかり乾かしてあげる。特に足裏は泥がつき菌も付きやすく乾きにくいためトラブルが起きやすい所に
なるのでしっかり乾かしましょう。
耳の中は菌が繁殖しやすいのでよく拭いてあげることが大切です。

②身の回りのケア
雑菌の温床となるベッドはこまめに洗い天日干しし掃除機などでほこりや菌の死骸を
吸い取りいつでもきれいな状態を保つことで防ぐことができます。

③食事のケア
食べ残したフードは早めに片付け、使いかけのフードは密閉し、冷暗所や冷蔵庫に保存し
使用済みの食器も唾液などの雑菌がついているので
早めに綺麗に洗い流し清潔に保ちましょう。

梅雨のジメジメした時期におこりやすいトラブルから大切な家族に一員でもある
ワンちゃん・ネコちゃんを守ってあげてください。

担当:中口