こんにちは。
トリマーの山下です。今回はクリッパーについてご紹介したいと思います。
クリッパー(俗称・バリカン)は原動力により2つに分類されます。
その構造により、ハンドクリッパー(手バリカン)とエレクトリック・クリッパー(電気バリカン)とに大別されます。
ハンドクリッパーは手指の屈伸とスプリングの弾力によって毛を刈る器具で、エレクトリック・クリッパーは電気の働きによって毛を刈る構造になっています。
クリッパーの沿革
クリッパーは、ごく最近までバリカンと呼ばれて普及していたものです。
これは1871年、フランスのバリカン・エ・マール製作所の創始者であるバリカン氏によって発明されたもので、その名がクリッパーに刻印されていたためです。
一回の上刃の作動でたくさんの毛が刈れるため、和名の正式名は「頭髪早刈剪(とうはつはやがりせん)」と言います。
明治21年になると国産の両手ジャッキが作られ、更に明治33年には片手フランス式クリッパーが国産されるようになりました。
また大正9年になると、アメリカ輸入の電気クリッパーを模倣して国産化に成功したという経緯があり、現在に至っています。