こんにちは。2014年も8月を迎え残り4か月になり月日が経つのも段々と早く
感じるようになってきました。
今回は、毎日一緒に居る飼い主さんでもワンちゃんの見逃しやすいSOSサインについて
書かせて頂きます。ワンちゃんには、痛みや体調不良を悟られないようにする本能があり
元気そうに見えていても実は病気や怪我を我慢していることも・・・。
SOSサインを早期に見つけて愛犬の健康を守ってあげて下さい。
1、お座りさせるとお姉さん座りになる
→骨や関節の病気の疑いがあり、特に膝関節に炎症のある子や膝蓋骨脱臼
股関節炎のこの座り方になりやすい傾向があります。頻繁に見られるようでしたら
一度、レントゲン検査を受けてみてはいかがでしょうか。
2、ゆっくりした動作でお座りする
→関節炎、膝蓋骨脱臼、股関節炎、股関節形成不全などの骨・関節疾患や心臓病
甲状腺機能低下症などで動きが鈍くなっている疑いがあります。最近になって
時間がかかると感じたら年のせいだと思わず受診されてみてはいかがでしょうか。
3、伏せすると後ろ足が伸びる
→後ろ足を伸ばすことは骨の構成上難しいことですが、後ろ足に違和感が
ある子に多くみられます。伏せの度に毎回繰り返すようであれば股関節炎や
股関節形成不全などの疑いがありますのでレントゲン検査を受けてみましょう。
4、ずっとクンクンとにおい嗅ぎをしている
→散歩中にしつこくにおいを嗅いでいたら要注意です。視力が急に落ち嗅覚に
頼って歩いているかもしれません。疑われる病気は白内障や網膜が急に変性する
進行性網膜委縮症などがあります。進行性の病気が多いのでこのようなことが
見られた場合はすぐに当院にご相談ください。
この4つの点以外にもいつもと違うかな?という点がございましたら当院スタッフまで
お尋ね下さい。
担当:中口