人が咳をすると同じく動物も咳をします。
咳は、のど、気管、気管支、肺などの気道内において何らかの刺激が加わったときに起こる一種の反射運動です。
咳の種類として、乾いた咳、湿った咳に分類されます。
●乾いた咳
代表例としては、喉頭炎、気管支炎、気管虚脱など
●湿った咳
代表例としては、慢性気管支炎、肺炎、心臓弁膜症、心筋症による肺水腫
などがあります。
わたしの飼い猫(10歳)も4月ごろ咳をする回数が増えました。
1日に1回程度でしたが、数日続き、湿った咳に変わったので病院へ。
レントゲンを撮り診断の結果、軽度肺炎と診断されました。
そのときのレントゲン画像です。
黒く抜けているところが肺です。右側にすこしもやがかかっている箇所があり、そのに炎症が起こっているとのことです。
2週間抗生剤とステロイドを服用すると咳がなくなりました。
念のため1か月後レントゲン撮影。
1か月前と比べてもやが少なくなりました。
ごくまれに咳をすることがありますが、続くことはなく、様子見で過ごしています。
念のため、咳が出たときのために、、と頓服として薬は常備しています。
咳の様子を動画に撮ってみました。(再生できず見れない方がいましたらすみません・・・)
日ごろ咳をしているな、、、と思ったら
・いつしているか(時間帯、運動の後、寝起きなど)
・頻度はどの程度か(1日に何回も、週に何回)
・どんな咳か(乾いた咳か、湿った咳か)
をよく観察してください。動画で撮っていただくと、診察時など分かりやすいかなと思います。
愛猫もシニアに入っているので、少しでも気になると獣医師に相談してしまいます。
でもこれも猫ちゃんのため!みなさんも大切な家族のことで気になることがあればいつでもご相談ください。
看護師 伊藤