こんにちは。トリマーの山下です。
今回はpHについてお話したいと思います。
pHとは酸性の度合い、アルカリ性の度合いを数字で示したものです。
pHの値は0.0から14.0まであり、ちょうど真ん中の7.0を中性と呼びます。
6.9以下は酸性、7.1以上はアルカリ性と呼びます。
犬の被毛のpHは弱酸性の6.0付近ですが、シャンプーをしないとpHは9.0付近にまで上昇してしまいます。
このような状態のとき、被毛のキューティクルは広がってしまい非常に脆い被毛になってしまいます。
犬用のシャンプーは弱酸性に調整されており、シャンプーを行うことで被毛のpHを弱酸性に戻しキューティクルを引き締めるのです。
またpHがアルカリ性側に傾くと、皮膚上では雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
逆に被毛が酸性側に保たれているときは、雑菌の繁殖が抑えられます。
月に1度のトリミング・シャンプーで健康な皮膚・被毛を維持しましょう。
皮膚にトラブルがある場合はお気軽にスタッフまでご相談下さい。