こんにちは。トリマーの山下です。
今回は犬のシッポの役割についてご紹介したいと思います。
舵取り
急旋回などすばやい動作をしたときに、シッポで舵を取って体の軸のぶれを少なくしています。
動作が早い犬種は、特に太くて長いシッポを持っていることが多いです。
目印
シッポを目印にするために、シッポを切る断尾を行う場合があります。
目印にする理由は、猟犬であれば草むらの中で居場所がわかるようにするためです。
体を保温
犬には寒いときに体内に冷たい空気が入らないように、体を丸めてシッポで鼻を覆って寝る習性があります。
呼吸する空気を暖めている為です。
寒冷地のサモエドやシベリアン・ハスキーは、キツネのようなフサフサのシッポを備えています。
感情表現
シッポの動きでさまざまな感情を表現しています。
高い位置で大きく振る場合は、喜びの感情のことが多いです。
シッポを振っていても下がっている場合は、不安や緊張を感じている場合があります。
このようにシッポにはさまざまな役割があります。
次回は犬の感情表現について、より詳しくご紹介できればと思っています。