ネコといえば背中を丸めて寝ている姿が印象的ですが、丸まって寝るだけでなく、
いろんな寝相を見せてくれます。

丸くなって寝ているのは実は寒い時なのです。頭と足を一緒にして、お腹につけて
丸くなれば体温を逃げるのを防げます。
砂漠生まれのネコは寒がりなので、人間ではそれほど寒く感じなくても、気温が
15℃くらいに下がると、丸くなって寝ます。
さらに暑くなると、ネコは全身を伸ばして、ダラーっと体を横たえて寝ます。
まるで温度計のように、ネコの寝相だけを見るだけで温度が分かります。

★リラックスするほどお腹を見せる
 お腹を出して寝ているネコは、非常にリラックスしている証拠です。
 お腹は柔らかく、無防備なところなので、敵に襲われたら大変です。
 だからいつ敵に襲われるか分からない所では、お腹を出すことはありません。

★寝相ではかる気温と安心度

・手足を丸め、顔を引っ込めて完全に丸まっている→15℃以下
                                警戒心が強い
・体をひらき、前後の足をやや伸ばして寝る→15~20℃くらい
                            やや安心
・前後の足をまっすぐ伸ばし、お腹を見せる→20℃以上
                            安心

このようにネコが寝ている姿で、気温や警戒心などを見ることができます。
おうちのねこちゃんが寝ている姿を観察してみるのもいいのではないでしょうか。

                                       担当:石野