こんにちは、トリマーの中口です。
今年ももう11月を迎え、秋らしい季節になり過ごしやすくなってきましたね。
朝、夜は特に冷え込む日が増えるので、風邪などを引かないように
気をつけて下さい。
さて、今回は「油断禁物!人だと何ともないけどワンちゃんだと危険な10の症状」
に、ついてお話しさせて頂きます。
ワンちゃんは「痛い、だるい」などといった体の不調を言葉で伝えることが
出来ません。人にとっては何ともない症状でも疎かにしないことが愛犬の
健康維持に役立ちます。
1、鼻水がズルズル出る
→健康なワンちゃんの鼻は、程よく湿っていますが垂れる程の鼻水が出ている
ならば、何らかの異常があるサインかもしれません。
体の免疫力が落ちたり、鼻粘膜を刺激すると鼻水は垂れやすくなります。
ウイルスや細菌感染による鼻炎・副鼻腔炎・ケンネルコフ・ジステンパーなどの
病気が疑われる他、重度の歯周病や鼻腔に腫瘍が見られることがあります。
2、便秘になる
→毎日、きちんとうんちしていたワンちゃんが急に便秘になり2〜3日出ない場合は
病気の症状のことがあります。
会陰ヘルニア・前立腺肥大(オスのみ)・内臓に腫瘍があると大腸が圧迫されてしまい
便秘になることがあります。
また、稀に肛門付近に固いしこりができる肛門周囲腺腫・肛門付近に膿が溜まる
肛門周囲膿瘍が重症化して便秘になってしまうことがあります。
3、コホッと咳が出る
→犬がゴホゴホと咳き込み始めたら深刻な病気のサインかもしれません。
肺炎・気管支炎・肺水腫などをはじめとする6歳以上のワンちゃんだと
僧房弁閉鎖不全症(心臓の病気)、子犬だとケンネルコフ、気管が扁平に
潰れてしまう期間虚脱などのことがあります。
特に、子犬やシニア犬は咳が続くと体力を激しく消耗してしまいます。
今回は、この3点ですがワンちゃんにはまだまだ人には大したことがないことでも
危険なことがたくさんあります。
次回のブログで続きをお話しさせて頂きます。
担当:中口