こんにちは。トリマーの中口です。
今年も10月になり徐々に涼しくなり過ごしやすい気候となってきましたね。
今回は8月のブログでもお話しさせて頂いた「飼い主さんでも見逃しやすいワンちゃんのSOS
サインについて」書かせて頂きます。
①とぼとぼゆっくり歩いている
症状:散歩中とぼとぼゆっくり歩く、疲れやすくすぐ座ってしまう
この症状が見られたら、心筋症・僧房弁閉鎖不全症などの心臓病で体力が落ちていたり
椎間板ヘルニア・ウォブラー症候群などで骨や関節に痛みがあるためスムーズに
歩けなくなっている可能性があります。
②ゆっくりご飯を食べる
症状:5分以上かけてゆっくりご飯を食べる、小食であまり食べない
この症状が見られたら、口内の病気を疑ってみましょう。
口内に重度の歯周病・歯が折れて神経がむき出しになっていることが原因で
ゆっくり食べたり、小食になっていることがあります。
③ご飯を食べこぼすことが多い
症状:ご飯を食べこぼす
この症状が見られたら、口内に異常があるサインかもしれません。
重度の歯周病・扁平上皮がん・悪性メラノーマなどの腫瘍ができると口が上手に
動かせなくなり食べこぼしが多く見られることがあります。
④体をずっとなめている
ワンちゃんは、その部分にかゆみや痛みがあると長時間なめ続けるということがあります。
例えば、陰部をずっとなめている時は、子宮蓄膿症・膀胱炎・膀胱結石の疑いなどが
あります。
この①~④の点で1つでも当てはまるものがある方は、至急当院までご相談ください。
担当:中口