今回はワンちゃんのシニア時期について、お話をしたいと思います
近年、獣医療の進歩と栄養バランスの整ったドッグフードのおかげで
犬の寿命が以前よりも延びています。
小型犬の場合であれば、7歳からが老化の始まりといわれています。
愛犬が健康で長生きしてもらうために、
身体の変化をよく観察してあげて下さい。 

7歳からの身体の変化
被毛 ・・・・・ 個体によっては、毛が脱色しはじめ白髪がでてくる。
         毛艶もなくなり、全体的に量が薄くなる。
関節 ・・・・・ 関節の柔軟性が失われ、骨が変形したり、痛みが出たりして、
         跛行の原因になる
  ・・・・・ 聴力がだんだん衰える。耳垢がたまりやすくなる。
  ・・・・・ 目ヤニが多くなる。
        瞳がうっすらと白く濁り(白内障)、視力が衰える。
鼻  ・・・・・ 嗅覚はほとんど衰えず、最後まで機能が残る。
歯  ・・・・・ 歯石がついて、歯肉は炎症をおこしやすくなる(歯肉炎)

老化は病気ではないので防ぐことはできませんが、
まめなケアをしてあげることで長生きにつながります
例えば、専用の点眼液を注してあげる事で、目ヤニを取り除いたり、
白内障の進行を抑えることができますし、
グルコサミンなどが配合されたサプリメントを毎日摂取することで、
関節の負担を和らげる事が出来ます。
また、歯は食後の口腔ケアで清潔に保つことによって、
歯肉の炎症の予防になります。

人間と同じようにワンちゃんも年をとります。
しかし、いつも一緒に暮らしていると、身体の変化に気がつきにくいものです。
今回のお話を参考にして、
大切なパートナーであるワンちゃんとの生活を楽しんで下さい(^_^)

                                       担当:館山