今回はワクチンについてお話しします。

世界小動物獣医師会(WSAVA)の2015年版ガイドラインによると犬と猫のワクチン接種の推奨は以下の通りです。

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コアワクチン … 全ての犬と猫に接種すべきワクチン

・犬パルボウイルス2

・犬ジステンパーウイルス

・犬アデノウイルス2

ノンコアワクチン … 生活・地域環境によって感染リスクが生じる動物にのみ必要なワクチン

・パラインフルエンザウイルス

・レプトスピラ

・ボルデテラ

など

ワクチン接種例

  1. 生後8週で3種以上の混合ワクチンを接種
  2. 生後12週で2回目の混合ワクチン
  3. 生後16週で3回目の混合ワクチン
  4. 生後20週で狂犬病ワクチン
  5. 生後1年で4回目の混合ワクチン
  6. その1ヶ月後に狂犬病ワクチン2回目
  7. その後はコアワクチンは3年以上間隔を空けて追加接種(場合によっては必要なし)、ノンコアワクチンは必要に応じて毎年接種
  8. 狂犬病ワクチンは狂犬病予防法により以後1年毎に接種

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コアワクチン

・猫汎白血球減少症ウイルス

・猫ヘルペスウイルス1

・猫カリシウイルス

ノンコアワクチン

・猫白血病ウイルス

・猫免疫不全ウイルス

・クラミジア

など

接種例

  1. 生後16週までは犬と同様
  2. 生後1年で4回目の混合ワクチン
  3. その後はコアワクチンは室内1頭飼育なら3年以上間隔を空けて追加接種(場合によっては必要なし)、多頭飼育や外に出る場合は毎年の追加接種。ノンコアワクチンは必要に応じて毎年接種

<ガイドライン内容>

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狂犬病ワクチンは12週齢以降で接種、その後は日本では狂犬病予防法により1年おきの接種が義務付けられている。

コアワクチンは6-8週齢で初回接種しその後は2-4週ごとに16週齢以降まで接種。その後6ヶ月齢または1歳齢で再接種、その後は3年毎以下の頻度では接種しない。

ノンコアワクチンは初年度の接種推奨はコアワクチンと同様でそれ以降は毎年の追加接種もしくは感染リスクがある場合は必要に応じて追加接種とされている。

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コアワクチンは犬と同様だが猫ヘルペスウイルス1型と猫カリシウイルスについては感染リスクが高い場合、毎年の接種とされている。

ノンコアワクチンも犬と同様

しかし、上記のような推奨通りのワクチン接種は現状難しいことが多いです。大切なのはワクチンを機会に血液検査などの健康診断も行うことではないでしょうか。

獣医師 駒田