こんにちは。トリマーの山下です。

今回は、犬用シャンプーについてお話したいと思います。

犬用シャンプーは犬の被毛を傷めないように洗浄する必要があります。

そのため、皮膚や被毛の構造が大きく異なる人間用のシャンプーをそのまま使用することはできません。

 

条件①

犬の被毛は表面を脂で覆っているため、脱脂力の強過ぎるシャンプーは使用できません。

犬用のシャンプーは脱脂力を調節し、被毛を傷めないように洗い上げる性質を持っています。

 

条件②

犬はシャンプーをしているときにも目を開けていることが多いため、目に入った時に刺激を与えないよう、注意する必要があります。

そのため、犬用シャンプーは人間の幼児用シャンプークラスの低刺激に調整されています。

 

条件③

犬の被毛は人間の頭髪より数が多いため、被毛に付着しやすい成分を配合していると残留しやすくなります。

残留したシャンプーやリンスの成分は、ドライヤーの熱や酸素と反応して成分が変性し、被毛にダメージを与えることがあります。

このような事を避けるために、犬用のシャンプーは被毛に残留しにくく、適度なすすぎで洗い流されるように調整されています。

 

条件④

犬用シャンプーは毛質や犬種に適した性能を持っています。

犬は短毛や長毛、白い被毛などいろいろな種類があります。

短毛用シャンプーであれば被毛をふわっと仕上げ、長毛用シャンプーであればしっとりと仕上げます。

また白い被毛は汚れを除去し、白く仕上げます。

これ以外にもダメージヘア用や脱臭用、皮膚疾患用など、様々な効果を持ったシャンプーがあります。

 

シャンプー剤についてご不明な点がありましたら、お気軽にスタッフまでご相談下さい。